まるやま歯科

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滅菌・感染予防対策の徹底

患者さんに安心・安全な歯科治療を提供できるように「まるやま歯科」が取り組んでいる衛生環境整備をご紹介します。
「スタンダードプリコーション」とは歯科医院に来院されるすべての患者さんが感染症の有無に関わらず潜在的に感染の可能性を持つと考え、予防策をとるということです。当院ではこの考え方に準じた感染予防対策をとっております。

具体的には

  • 治療ごとの手洗い
  • 患者さんごとの手袋の交換
  • 使用した器具の適切な処置(滅菌・消毒・洗浄)
  • 可能な限り使い捨ての器材を使用する
  • 環境の整備(診療室の清掃の徹底、汚れにくい機材の配置等)等があります。

滅菌・除菌・消毒これらの言葉の違いをご存知でしょうか?

「滅菌」とはすべての微生物を除去すること

「消毒」とは有害な微生物を害のないレベルまで数を減らすこと

「洗浄」とは付着した汚れや血液・体液等を除去することです。

清潔さのレベルは 滅菌 > 消毒 > 洗浄の順で菌を完全に死滅させる滅菌が一番高くなっています。 歯科医院で使用する器具にはその使い方によって推奨される処理の方法があり、適切な処理を行うことによって安心・安全な歯科医療を提供することができます。

患者さん毎のハンドピースの滅菌

最近、歯科医院でのハンドピース(歯を削るドリル)の使い回しが話題となりました。
当院ではハンドピースは患者さん毎に滅菌していますのでご安心ください。
また、ハンドピースの内部に残った水や汚れを自動的に排出して洗浄する最新の滅菌器を導入しています。これによって手洗いが難しい内部の清掃ができ、より理想的な滅菌が可能になります。

◆ 世界で最も厳格な基準をクリアした滅菌器(バキュクレーブ31B+)

当院ではヨーロッパで最も厳格な基準であるクラスB規格を満たす滅菌器を導入しています。クラスBとはあらゆる形状の器具を滅菌可能という意味であり、複雑な形をした器具が多い歯科治療に最も適した滅菌器です。当院では滅菌・感染予防対策を徹底することで清潔で安心・安全な歯科医療を提供できるように努めています。

◆ 口腔外バキューム

歯を削るときには歯の削りカス・金属片・唾液・血液など、目に見えないほど細かな粉塵が空気中に飛び散ります。口腔外バキュームは、そのような空気中にただよう細菌汚染物質を吸い取り、患者さんの治療環境を整えます。
また、口腔内にセットする前の被せ物・仮歯・入れ歯の調整するときに出る削りカスも吸引することができます。

口腔外バキューム(口腔外サクション有り)

口腔外バキューム(口腔外サクション無し)

歯科医師が高い技術をもって治療を行うのはもちろんですが、より精度と安全性を高めるために、高水準の設備・機器で治療を行う必要があると考えています。
常に歯科医療は進化しています。当院では、設備や機器の導入にも妥協せず、常に最新・高品質な治療の提供に努めています。

◆ セレック

当院がもっともおすすめする白い歯(被せ物・詰め物)は、セレックという機器で作製されたものです。
セレックは、世界最先端のコンピューター技術によって、歯科治療に必要なセラミックの「詰め物・かぶせもの」を設計・製作し、健康的な白い歯を提供する治療方法です。

極めて精巧に型が製作され、歯との接着性が高いため、虫歯の再発を防止でき、予防歯科にも効果的です。

歯科技工士の作業時間を大幅にカットすることで、低価格、最短90分でセラミック治療を行うことが可能になりました。
最先端の3D光学カメラを用いて患部を直接撮影(スキャン)し、CAD(コンピューターモニター)に再現された3D画像をもとにCAM(ミリングマシン)でブロックを削り出します。
天然歯と同程度の摩耗性なので対合する歯にも優しく、もちろんメタルフリーなので生体親和性の面でも安心安全で、15年後の残存率を調べた臨床研究では約93%という非常に高い結果を出しています。
また、金属をまったく使用しないので、金属アレルギーの心配もありません。もちろん、セラミックならではの美しい仕上がりにより、自然な見た目を再現できます。

セレック治療のメリット

◆短時間治療
・その場で、設計・加工できるので、通院1日、最短90分で治療が完了
(当日セットをご希望の方は事前予約、追加料金が発生します)
・3D光学カメラで口の中をスキャンするため、型どりの必要がない(形が複雑な場合は、特殊な粘土で型取りをすることもあります)
◆虫予防歯科に効果的
・歯との接着性が高く、隙間が発生しない為、虫歯の再発を長期間抑制できる
・汚れがつきにくい
◆安心・安全
・金属アレルギーの心配がない
・とりあえずの詰め物・かぶせものの期間がないので、削った歯質の汚染を抑制できる
◆審美
・さまざまな歯の色に対応し、隣接歯によく馴染む
・変色の心配がない
・見た目はもちろん、咬み心地や舌触りも天然歯により近い感覚を実現する
◆経済的
・従来のセラミック治療に比べ、院内で全工程を完結できるのでリーズナブル

銀歯やプラスチックのデメリット

  • 銀歯に使われている金属が、唾液と混ざるとイオン化して溶け出し、その金属イオンが体内に入り金属アレルギー反応が起こる場合がある。
  • 帯電性があるため、汚れがつきやすい。
  • 金属のつめ物は、セメントが歯と金属の間を埋めているので歯と一体化している訳ではなく、経年劣化しセメントが溶けてくると隙間ができて金属が剥がれてくる。
  • 詰め物が外れないように虫歯の周辺を多く削り、引っかかりをつくるので健康な部分も削ってしまう。
  • プラスチックは少ない量だと収縮量も少なく良い治療だが、削った穴が大きかったりして量が多いと収縮量が多いため、隙間をつくったり、ヒビが入る可能性もある

セレック治療の流れ

▼ STEP1 スキャン(型取り)
3D光学カメラで口腔内を撮影

治療する部分を削ったあとは、3D光学カメラを使用して患部を撮影(スキャン)。型取りの不快感を味わうことはありません。わずか数十秒の作業で、患部の歯列がモニター上に再現されます。 ※症例により型取りが必要な場合もあります。

▼ STEP2 修復部設計
3D画面上で修復物を設計

モニター上で歯の形態や噛み合わせの調整を、あらゆる角度から行い、理想的な形にしていきます。設計後は様々な色のセラミックブロックから最適な色のものを選定します。

▼ STEP3 修復部作製
ミクロン単位で削り出し

ミリングマシンと呼ばれるコンピュータ制御で動く機械(CAM)が、設計データをもとに修復物となるセラミックブロックをミクロン単位の精度で削り出していきます。

▼ STEP4 口腔内へセット
口腔内へセット・治療完了

先進的な接着技術を用いて、削り出されたセラミック歯を口腔内へセットします。これで治療完了となります。
なお、Step1からStep4までにかかる時間は、たいていの場合は2時間程度です。

※当院では、初診時その日からのセレック治療は原則行ないません。
その場しのぎの治療ではなく、お口の状態をきちんと整えてから治療に入る必要があります。

◆ CT

当医院は、大規模病院などにしか設置されていなかった歯科用CTの導入により、通常のレントゲンだけでは調べることの出来ない情報まで、しっかりと把握することができます。
従来のX線写真は二次元的な平面での診断しかできませんが、歯科用CTでは、三次元の立体画像で診断することができるため、より多くの情報が得られ、細かな診査・診断・治療・経過観察を行うことができます。
特に、歯周病の病状や歯の内部や根の状態、インプラントの術前診断、親知らずの抜歯等で、正確な診断を必要とする場合も安心です。
一般的な歯科医院での導入率の低い歯科用CTですが、院内に完備することで大学病院などに足を運ぶ必要がなくなるため、患者様の負担も少なく済みます。

歯科用CTは、以下に挙げるような歯科治療において大きな役割をはたしています。

1. 見えなかったものが見える

一般のレントゲンで見えなかった部分が容易に確認できます。

2. わからなかったことがわかる

顎や歯だけでなく、上顎洞(鼻の奥)の形態や粘膜の状態、病巣などを立体画像で確認できます。

3. 治療の安全性が広がる

根管治療、親知らずなど、幅広い歯科治療に応用することができ、正確な審査・診断により、治療の安全性を高めます。

◆ 炭酸ガスレーザー「オペレーザーpro」

当院は炭酸ガスレーザー「オペレーザーpro」を導入しています。
炭酸ガスレーザーは患部に接触することなく、無圧的、無菌的に照射できます。よって、筋組織を傷めることなく、治療の後の痛み、腫れもないことから歯ぐきに関する治療には最も適したものと言われています。
また、抜歯後の止血、顎関節治療、さらに硬組織においては虫歯の進行の予防、知覚過敏の処置など、幅広い症例でも使用できます。

1.口内炎の治療
口内炎にレーザーを当てることにより、痛みを緩和させ、治癒を促進します。
2.知覚過敏
歯ぐきがやせるなどして、冷たい物が歯にしみるような知覚過敏症にも有効です。
3.入れ歯でできた傷
入れ歯が歯肉の一部に強くあたってできた傷の痛みを緩和させ、治癒を促進します。
4.歯周病
レーザーを照射することにより、細菌数の減少をはかり、炎症組織を焼き取ります。レーザー光には「創傷治癒促進作用」といって、傷ついた組織・細胞の再生を促す作用があるので、歯周病の「再発率」が低いという特徴を持っています。
5.歯肉の腫れ
歯茎に膿がたまって腫れや痛みが出ているような時、レーザー治療することにより歯茎の消毒、歯茎からの排膿を促し、症状を改善します。
6.歯肉メラニン除去
メラニン色素が沈着して紫や黒ずんだ色の歯ぐきをレーザー照射によっていきいきとしたピンク色の歯ぐきに変えることができます。
7.顎関節治療
レーザーを患部に照射することにより、痛みを緩和します。