患者さんに安心・安全な歯科治療を提供できるように「まるやま歯科」が取り組んでいる衛生環境整備をご紹介します。
「スタンダードプリコーション」とは歯科医院に来院されるすべての患者さんが感染症の有無に関わらず潜在的に感染の可能性を持つと考え、予防策をとるということです。当院ではこの考え方に準じた感染予防対策をとっております。
当院ではヨーロッパで最も厳格な基準であるクラスB規格を満たす滅菌器を導入しています。クラスBとはあらゆる形状の器具を滅菌可能という意味であり、複雑な形をした器具が多い歯科治療に最も適した滅菌器です。当院では滅菌・感染予防対策を徹底することで清潔で安心・安全な歯科医療を提供できるように努めています。
歯を削るときには歯の削りカス・金属片・唾液・血液など、目に見えないほど細かな粉塵が空気中に飛び散ります。口腔外バキュームは、そのような空気中にただよう細菌汚染物質を吸い取り、患者さんの治療環境を整えます。
また、口腔内にセットする前の被せ物・仮歯・入れ歯の調整するときに出る削りカスも吸引することができます。
口腔外バキューム(口腔外サクション有り)
口腔外バキューム(口腔外サクション無し)
歯科医師が高い技術をもって治療を行うのはもちろんですが、より精度と安全性を高めるために、高水準の設備・機器で治療を行う必要があると考えています。
常に歯科医療は進化しています。当院では、設備や機器の導入にも妥協せず、常に最新・高品質な治療の提供に努めています。
当院がもっともおすすめする白い歯(被せ物・詰め物)は、セレックという機器で作製されたものです。
セレックは、世界最先端のコンピューター技術によって、歯科治療に必要なセラミックの「詰め物・かぶせもの」を設計・製作し、健康的な白い歯を提供する治療方法です。
極めて精巧に型が製作され、歯との接着性が高いため、虫歯の再発を防止でき、予防歯科にも効果的です。
歯科技工士の作業時間を大幅にカットすることで、低価格、最短90分でセラミック治療を行うことが可能になりました。
最先端の3D光学カメラを用いて患部を直接撮影(スキャン)し、CAD(コンピューターモニター)に再現された3D画像をもとにCAM(ミリングマシン)でブロックを削り出します。
天然歯と同程度の摩耗性なので対合する歯にも優しく、もちろんメタルフリーなので生体親和性の面でも安心安全で、15年後の残存率を調べた臨床研究では約93%という非常に高い結果を出しています。
また、金属をまったく使用しないので、金属アレルギーの心配もありません。もちろん、セラミックならではの美しい仕上がりにより、自然な見た目を再現できます。
治療する部分を削ったあとは、3D光学カメラを使用して患部を撮影(スキャン)。型取りの不快感を味わうことはありません。わずか数十秒の作業で、患部の歯列がモニター上に再現されます。 ※症例により型取りが必要な場合もあります。
モニター上で歯の形態や噛み合わせの調整を、あらゆる角度から行い、理想的な形にしていきます。設計後は様々な色のセラミックブロックから最適な色のものを選定します。
ミリングマシンと呼ばれるコンピュータ制御で動く機械(CAM)が、設計データをもとに修復物となるセラミックブロックをミクロン単位の精度で削り出していきます。
先進的な接着技術を用いて、削り出されたセラミック歯を口腔内へセットします。これで治療完了となります。
なお、Step1からStep4までにかかる時間は、たいていの場合は2時間程度です。
※当院では、初診時その日からのセレック治療は原則行ないません。
その場しのぎの治療ではなく、お口の状態をきちんと整えてから治療に入る必要があります。
当医院は、大規模病院などにしか設置されていなかった歯科用CTの導入により、通常のレントゲンだけでは調べることの出来ない情報まで、しっかりと把握することができます。
従来のX線写真は二次元的な平面での診断しかできませんが、歯科用CTでは、三次元の立体画像で診断することができるため、より多くの情報が得られ、細かな診査・診断・治療・経過観察を行うことができます。
特に、歯周病の病状や歯の内部や根の状態、インプラントの術前診断、親知らずの抜歯等で、正確な診断を必要とする場合も安心です。
一般的な歯科医院での導入率の低い歯科用CTですが、院内に完備することで大学病院などに足を運ぶ必要がなくなるため、患者様の負担も少なく済みます。
歯科用CTは、以下に挙げるような歯科治療において大きな役割をはたしています。
1. 見えなかったものが見える
一般のレントゲンで見えなかった部分が容易に確認できます。
2. わからなかったことがわかる
顎や歯だけでなく、上顎洞(鼻の奥)の形態や粘膜の状態、病巣などを立体画像で確認できます。
3. 治療の安全性が広がる
根管治療、親知らずなど、幅広い歯科治療に応用することができ、正確な審査・診断により、治療の安全性を高めます。
当院は炭酸ガスレーザー「オペレーザーpro」を導入しています。
炭酸ガスレーザーは患部に接触することなく、無圧的、無菌的に照射できます。よって、筋組織を傷めることなく、治療の後の痛み、腫れもないことから歯ぐきに関する治療には最も適したものと言われています。
また、抜歯後の止血、顎関節治療、さらに硬組織においては虫歯の進行の予防、知覚過敏の処置など、幅広い症例でも使用できます。